ローフードスイーツの実演&実食を洋館のキッチンで♪

みなさん、こんにちは。

ファスティングマイスター学院静岡 ファスティングマイスターの稲葉です。

10月9日の木曜日、静岡市葵区西草深の洋館「ミス カニンハム」に、ローフードマイスターのMayumi先生をお招きして、「ローフードスイーツ講座」を開催いたしました

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MAYUMI先生をお招きしての講座は今回が3回目。
洋館のキッチンで、先生のレクチャーを受けながらローフードのスイーツが出来上がっていく様子を見せていただきました。
ローフードのスイーツは「加熱」をしないのでとっても簡単♪
混ぜて、型に流し込んで冷やして固めるだけなのです。
そしてそして、本日MAYUMI先生が教えてくれたレシピは「基本」の「基本」レシピなので、ちょっとしたアレンジで、何通りものバリエーションが楽しめる。と言う、何とも嬉しいレシピ。
「ローフードクッキングは初めて」と言う方も多かったので、質問も多く、キッチンは活気にあふれていました。

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実演の後は「ローフード」と「酵素」、「ファスティング」についてのご案内。
今日は「チアシードのクレープ」がメニューの中にありましたので、「脂質(油)」のお話をさせていただきました。
※チアシードとは・・・:主にメキシコなど中南米で栽培されている果実の種で、マヤ民族やアステカ民族の時代より主要な栄養源のひとつとして栽培され、食 されてきました。「人の生命維持にはチアシードと水があれば足りる」と言われる程、栄養価に富んだ超スーパーフードとも言われ、食物繊維、カルシウム、オメガ3脂肪酸、鉄分、亜鉛、マグネシウムなどを豊富に含んでいます。

「油」については、最近話題に上がることが多いようで、数多く書籍も出版されています。
ちょっと知っておくと、とっても参考になりますので、今日は「不飽和脂肪酸」の中の「オメガ3」「オメガ6」「オメガ9」について簡単にご紹介をさせていただきますね。

まず、「脂質」は5大栄養素のひとつで、私たちの「カラダを動かすエネルギー源」です。そして、細胞膜や血液、ホルモンなどの材料にもなります。脂溶性ビタミン(A,D,E)などの吸収を良くするといった働きもする栄養素です。
「脂質」は最も高カロリーの栄養素で、1gあたりの熱量は約9kcalです。
誤解をされている方が多いようですが、「脂質」の働きには単に脂肪になるだけでなく、身体が正常に働くためには必要な「脂質」もあるので注意が必要です。

「脂質」の主な成分には「脂肪酸」があります。
「脂肪酸」は大きく分けると
1、動物性の「飽和脂肪酸」
2、植物性の「不飽和脂肪酸」の2つに分かれます。
「オメガ3」「オメガ6」「オメガ9」はこの「不飽和脂肪酸」の中に含まれます。

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【オメガ3】
EPA,DHA、α-リノレン酸を多く含む。
炎症を緩和・抑制、細胞膜を柔らかくする。
熱に弱く、酸化しやすい。

《オメガ3を多く含む食品》
亜麻仁油、えごま油、しそ油、いわし、あじ、サバなどの小型の青魚、ほうれん草、春菊、小松菜、白菜など
《効果》
血圧を下げる、血栓症の予防、脳細胞の活性化、アトピー、花粉症、アレルギー、うつ
糖尿病、がん、生理痛、頭が良くなる、ダイエット、アンチエイジング、骨の健康維持

【オメガ6】
リノール酸を多く含む。
炎症を増大・促進、細胞膜を硬くする
《オメガ6を多く含む食品》
一般的に「サラダ油」と称されるもの、コーン油、ひまわり油、大豆油、ごま油など
《効果》
不足すると皮膚の招待の悪化、肝臓・腎臓のトラブルを招く恐れあり。
しかしながら、過剰摂取による弊害がある。(アトピー・花粉症などの症状の悪化、不調の原因)

【オメガ9】
オレイン酸を多く含む。
酸化しにくい
《オメガ9を多く含む食品》
オリーブ油、キャノーラ油など
《効果》
悪玉コレステロールの上昇を抑える。
乾燥肌対策にも有効

1950年以降、オメガ6(リノール酸)には、悪玉コレステロール値を下げる作用があることが分かり、一気に世の中に出回りました。
この40年間で日本人のオメガ6の摂取量は3倍以上に増加したそうです。しかし、その後の研究によって、適正摂取によるプラス面よりも、過剰摂取によるマイナス面が私たちの健康を脅かすことが解ってきました。オメガ6の過剰な摂取は、善玉コレステロール値を下げ、同時に悪玉コレステロールはもっと悪い状態になるという最悪の状態を招く恐れがあります。また、近年ではオメガ6の過剰摂取がアトピー性皮膚炎、心臓疾患、老化やガンの促進などを引き起こす原因とまでも言われるようになりました。
しかしながら、オメガ6は体内では生成できない必須脂肪酸の為、全く摂らないというのではいけません。

世の中にはオメガ6を排除していくと「食べられるものがなくなる」くらい、本当に多くの食品にオメガ6が使われるようになりました。
全てを排除することは不可能でも、自分が何を食べているのかを「知る」ことや何を食べているのか「意識する」ことが大切なように思えます。
オメガ3オメガ6の理想的な摂取の割合は1:1から1:4です。しかし、現実の摂取割合は1:10から1:50です。「油」について、少しだけ意識をしてみてください。そして、オメガ3に関しては積極的に摂る努力をしてみてください。
ここでご紹介をしましたオメガ3は酸化しやすく、熱にも弱いという特徴がありますので「生」で摂ることをおススメいたします。
「油」を変えることで、「身体の不調が改善された」例もあるようです。
サプリメントなどで、「足りないものを補う」事も一つの方法ですが、「今、使っているものに目を向けて、見直す」のも良いと思います。
何度も申し上げますが、「オメガ3」は積極的に摂っていただきたい「油」です。

次回は「トランス脂肪酸」についてのお話しをしようと思います。

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今回、ご参加いただいた皆さんが真剣にメモを取られている様子にを見て、私も皆さんのお役にたてるように「さらに勉強しよう!!」と言う想いが強くなりました。
ご参加いただいた皆様、MAYUMI先生ありがとうございました。

MAYUMI先生の次回の講座のご案内はコチラをご覧ください。