現役看護士さんに聞く「お医者さんが教えてくれない腸の話♪」
みなさん、こんにちは。
ファスティングマイスター学院静岡 ファスティングマイスターの稲葉です。
9月30日の木曜日、静岡市葵区西草深の洋館「ミス カニンハム」に、
現役看護士でウォーキングインストラクターの望月ますみ先生をお招きして、
「お医者さんが教えてくれない腸の話」と題した勉強会を開催いたしました。
ますみ先生は看護士を始めて13年。
日々、多くの患者さまに接する中で「食べる意識の強い方=生きるパワーがある方」
同じ病気にかかった患者さまでも、病気にかかるまでの生活習慣や食習慣、ご本人の気持ちや体力、家族のあり方などが、病気の後の回復に大きく影響をすることなどを感じたそうです。
ますみ先生の臨床の場で得た知識や経験を「予防」に生かしたい。と言う思いと、私たちの「どうしたら病気などにならずに、もっと元気にそしていつまでも若々しく美しくいられるか」と言う学びの目的に相通じるものを感じ、今回の企画は実現しました。
私自身は、「腸(お腹)」の不調を感じる機会が増えたものの、健康診断で「異常」が見つかる事もなく、コレと言った確定的な症状はありませんでした。 そして、「腸(お腹)」に限らず、年齢を重ねるごとに「病気じゃ無いけれど、調子が悪い」「病気じゃないけど、以前とは違う」「病気じゃないけど・・・」 などと言う「体調の変化」は「あたりまえのこと」と考えていました。
でも、私たちの周りには年齢を重ねても毎日を元気に活き活きと過ごしている方は大勢いらっしゃいます。
一体、何が違うのでしょう?
皆さんの周りにいる「元気な人」って、どんな方ですか?
胃腸内視鏡の第一人者であり、世界で初めて開腹手術をせずに大腸ポリープを切り取ることに成功した新家弘実先生は、約40年にわたる、アメリカ・日本にお ける35万件の胃腸検診&10万例の食歴・生活習慣の調査より「健康でイキイキしている人は年齢に関係なくきれいな腸をしており、逆に、悪い食生活をお くっているような人の腸相は非常に汚れていることがわかり、健康状態と加齢の速度は、腸相(腸内環境)や腸内細菌の状態と強い相関があり、健康な体作り は、まず胃腸を整えることから始まり、若々しく元気で長生きする秘訣は、胃腸をきれいに保つことだ。」とおっしゃっています。
また、脳で作られると考えられていた「安らぎ」を与えてくれるホルモン(「HAPPYホルモン」とも呼ばれる)「セロトニン」はその約95%が腸で作られると言われています。
そして、古くから使われている日本の言葉の中には「身体の部分」を使う言葉がたくさんありますが「腑に落ちる」などにも見られるように、昔から「腑 (腹)」は心や考えが宿るところとも考えられていています。緊張を強いられる場面に遭遇して「お腹が痛くなる」などと言う経験をお持ちの方もいらっしゃる と思いますが、「腸(腹)」には私たちの「思考」や「感情」に影響を与える不思議なパワーを感じると共に、私たちの「健康」に深く関係があるように思えて なりません。
ますみ先生が学生として学ばれた頃は、腸内細菌のお勉強についてはあまり深く触れられることが無かったそうです。しかし、近年「腸」についての研究が進 み、腸内細菌は100兆~120兆個、種類は200~300種類、重さは1~1,5㎏と私たちが想像をするよりも大きな存在であることや、腸内には免疫細 胞の70%が存在し、体内酵素の製造工場でもあることなどからも、「腸」がどれほど大切なものかがお分かり頂けると思います。
本日参加の皆さんは、ご自身や大切なご家族の健康を気遣ってご参加いただいた方々でした。具体的に「腸(お腹)」に関するお悩みを抱える方もいらっしゃい ました。皆さん、口に出さないだけで、「腸(お腹)」の悩みを抱えている方が多い事には驚きました。そして、その多くは「男性」であることにもビック リ!! あなたの大切なパートナーやご家族は大丈夫ですか?
ここで、チェックシートへの記入。皆さんの「腸年齢のチェック」を行いました。
チェックの数が多い人は「腸」がお疲れなのだそうです。
自分の「腸」に付いてチェックする機会は無いので、皆さん真剣です。そして、チェックシートをもとに皆さんの「腸年齢」を算出、その後、ますみ先生から皆 さんに「腸年齢を若返らせる」アドバイスをいただき、究極の「腸」のアンチエイジング法として「ファスティング」のご紹介をさせていただきました。
私たち日本では国民の2人に一人がガンにかかると言われています。最近は「小腸がん」の症例報告もされているそうです。また、30代のガンも増えていると のことでした。反面、アメリカでは医師たちが栄養学を学び、治療に取り入れることで、1990年以降ガンによる罹患率・死亡率が減っています。アメリカの 例からも「病気にならない身体」は普段の心がけで手に入れられることがわかります。
今日の講座では、「腸」の基礎知識を学び、医療の現場から患者さんたちを通じて感じた「腸」のお話しを聞き、「腸年齢のチェック」をして、自分の「腸年齢」を知り、「腸」が若返るための具体例を教えていただくなど盛りだくさんの内容でした。
私は、この数カ月で2度のファスティングを経験していますが、明らかに、ファスティング前と後とでは「腸年齢チェック」の数が違いました。
「腸が健康の要」であることを再認識し、いつまでも健康でいるために日ごろから意識をすること、心がけること、実践して行くことの大切さを実感することができました。
ご参加いただいた皆様、お話しをしてくださったますみ先生、ありがとうございました。
次回の「お医者さんが教えてくれない腸の話 Part2」は10月30日(木)開催予定です。
ご興味のある方は、お気軽にご参加くださいね。