「美しさ」って何だろう? 酵素ドリンクの効果と選び方
みなさん、こんにちは。
ファスティングマイスター学院 静岡西草深支部 エキスパートファスティングマイスターの稲葉です。
12月9日、厚生労働省は痩せ形の女性が12.3%を占め、データがある1980年以降で最も高かったとする2013年国民健康・栄養調査の結果を公表しましたが、皆さんはこの調査結果をどう思われますか?
一般的に、女性は「やせている=美しい」という思考が根強いようですが、私は「美しさ」の源は「健康」と「バランス」にあると考えます。
1948年に発足したWHO(世界保健機関)の憲法前文に、「健康」の定義は次のように記されています。Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.『健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい(安寧な)状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということで はない。 』 この文は、訳文とともにあまりにも有名ですが、私はこの文を読んだ時の衝撃を今でも覚えています。
私の中の「健康」に対する認識は、この「単に病気でないとか、虚弱でないことを健康とは言わない」とする「健康の定義」を読んだことをきっかけにしてすっ かり変わってしまいました。同時に「美しさ」については、年齢を重ねるごとに「健康」が深く関わっていることや、人間としての経験値がその人なりの「美し さ」を造り上げていることを感じています。これらのことは、若い頃には気が付かなかったことです。私達は「今」を生きていますから、今の時流に乗ることは 大切です。しかし、私の経験から言わせていただけば、自分自身の美しさを「痩せている=美しい」とする一般的な今の時流にそのまま当てはめることは、とて ももったいないように感じるのです。なぜなら、「痩せていること」が「美しさ」のすべてではありませんし、生きていく上で「美しさ」がすべてではありませ ん。
皆さんもご存じだとは思いますが、健康やアンチエイジングの観点からも「ダイエット」は有効です。しかし、それは健康が担保されるから言えるのであって、 健康を害してまで行うものではありません。世の中には様々なダイエット法があふれていますが、あまりに極端なダイエットを長期間続ければ、筋肉量の低下や 栄養不足などによる急速な老化や骨粗しょう症の発症などの健康被害を起こす危険性も考えられます。また、将来的に赤ちゃんを授かる際のリスクやご自身が年 齢を重ねた際の健康被害など、将来にわたってプラスに働くこと、マイナスに働くことを認識することはとても重要だと考えます。
今回のこの厚生労働省の発表をきっかけにして、「美と健康」に対する正しい知識と関心が多くの方に広まることを希望します。
さて、ここからは前回の「酵素」のお話しのつづきで「酵素ドリンクの選び方」についてお話をさせていただきます。
酵素ドリンクをはじめとする酵素サプリメントの明確な定義はありません。しかし、日本では一般的に酵素サプリメントは野菜や果実などの自然界にある植物性 の原料を、乳酸菌や酵母、麹菌といった微生物の力で発酵させているものを言うそうです。そして、酵素サプリメントの主な形状は主に「ドリンク」「粉末」 「ペースト」の3種類があります。
「酵素ドリンク」と言う名前から、「酵素ドリンク」を摂っていれば食物から酵素は摂らなくても良い。と、考える方もいらっしゃると思いますが、「酵素ドリンク」が食物から摂る酵素と同じような働きをする訳ではありません。
口から取り入れた酵素ドリンクは消化によって分解されてしまいますので、「生きたまま腸に届いて働くことはない」のです。
「酵素ドリンク」の実際の効果は、ドリンクの発酵によって生まれる乳酸菌や酵母の発酵生産物質などが、善玉菌などの有用菌として腸内活性に貢献していると言うことにあるのです。
しかしながら、「酵素ドリンク」を飲んで得られる効果や体感は人それぞれで、以下のような効果を多くの方が実感しています。(酵素ドリンクの種類や飲み方によっても、感じ方は様々です。)
「酵素飲料」摂取の効果
・腸内環境の改善
・美肌効果
・ダイエット効果
・免疫力を高める
・生活習慣病のリスクを抑える・・・など
では、どの様な「酵素ドリンク」を購入したら良いのか?ここでは選び方のポイントをお伝えします。
「酵素ドリンク」と入力し、ネットで検索をしてみると、実にたくさんの「酵素ドリンク」が検索されます。
種類もさまざま、数は星の数ほど。
値段は¥3,000台のお手頃なものから、¥10,000以上の高価なものまでと幅があります。酵素飲料の内容などを考えると、価格は¥7,000以上のものを選ばれるのが良い言われています。
そして、「どんな会社」が作っているのか?
会社の大きい、小さいではなく、どんな「理念」の会社が、どんな「想い」で製品を世に送り出しているのか?
「理念」や「想い」は企業や人の「根っこ」になる大切な部分です。
その「根っこ」にあなたの「心」に響くものや安心感・信頼感がある会社の製品が良いのではないかと思います。
次に「原材料」
酵素飲料に限らず、原材料は入っている量の多い順に記載されています。製品を選ぶ上でとても大切なのが「原材料」です。ここでは、知っておきたい注意が必要な「食品添加物」を記載しておきます。
『果糖ぶどう糖液糖』
用途:天然甘味料(高フルクトース・コーンシロップの別名)
肥満や糖尿病などの原因とされ、アメリカでは使用禁止運動が広まっています。
炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、シリアル、ジャム、パン、ヨーグルト、ケチャップなど、私たちが日常的にに食べるあらゆる食品に使われています。
『スクラロース』
用途:合成甘味料(砂糖を原料とする甘味料の一種)
ノンカロリーではありますが、砂糖の600倍の甘味さがあります。
清涼飲料水をはじめとする調味料や漬物など様々な用途で使用されています。
安全性について語られているように見受けられますが、ダイオキシン・トリハロメタン・DDT・PCBなどと同じ「有機塩素化合物」の一つである事からも長期的な摂取についての安全性には不安が感じられます。
『安息香酸ナトリウム』
用途:合成保存料(細菌やカビの増殖を抑えて、食品や清涼飲料水などが腐るのを防ぐ保存料)
自然に存在する果実にも含まれていることが分かっているようですが、毒性があります。
ラットによる毒性実験では、尿失禁、過敏状態やけいれんなどの症状が現れた、との報告も有ります。
過敏状態が人間で起こると、鼻炎や皮膚にアレルギー症状を起こす可能性があります。
清涼飲料水、栄養ドリンク、シロップ、普通の醤油や酢・果実ペースト、果汁、キャビア、マーガリン、シャンプーなど、幅広い製品に使われています。
上記の添加物はほんの1例ですが、このようなモノが入っていない製品を選ぶことをおススメいたします。
また、この他にも、
防腐剤無添加
酵素原液100%
残留農薬試験済み
放射線試験済み、などの記載をご確認いただくことをオススメいたします。
身体に必要な「栄養素」は「日常のお食事」から摂ることが理想です。しかし、栄養を補助するためのものとして酵素飲料などの酵素サプリメントをお摂りにな ることは、「美と健康」を維持するためには有効です。しかし、「美と健康」のために摂るものも、「使われているもの」や「摂り方」によっては「逆効果」に なることもあり得るのです。
次回は「それでもファスティングが必要な訳」についてお話をします。