『まごわくやしい』と『春野菜の持つパワー』のヒ・ミ・ツ
みなさん、こんにちは。
ファスティングマイスター学院 静岡西草深支部 エキスパートファスティングマイスターの稲葉です。
前回のお約束通り、今日は春野菜の持つパワーについてお話をします。
その前に、今日は日本のミネラルファスティングの第一人者でもあり、私どもファスティングマイスター学院の顧問である杏林予防医学研究所の山田豊文先生から3/29（土）の浜松市内での講演会で教えていただいたバランスの良いお食事をご紹介させていただきます。
『まごわくやしい』
「まごはやさしい」と言う言葉は多くの皆さんがご存じだと思います。これは、食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の覚え方です。「まごわやさしい」食生活の実践は、生活習慣病予防、コレステロールの低下、老化予防、皮膚や粘膜の抵抗力強化、疲労回復、骨を丈夫にする、などの効果があると言われていますが、今回の山田豊文先生の講演会では「まごわくやしい」お食事をご紹介いただきました。
マ：豆類 納豆、豆腐、味噌、大豆
人間の体を作る素になっている。良質なたんぱく質を豊富に含むだけでなく、デトックス効果の高い食物繊維も豊富に含まれている。また、マグネシウムや亜鉛などのミネラルを含み、疲労回復に効果的なビタミン群も含まれている。
ゴ：種子類 ごま、ナッツ類
若さと関係が深く、抗酸化作用が高い。ビタミンEやセサミンが多く含まれている。一般の食品からはなかなか摂れない「オメガ3脂肪酸」を摂ることが出来る。
ワ：海藻類 わかめ、こんぶ
天然の海のミネラルであるカリウム、カルシウム、マグネシウムなどを豊富に含む。
ク：果物
各種ビタミンミネラル・食物繊維の重要な摂取源であり、健康維持や疫病予防に効果のある機能や成分を豊富に含む。果物を生で食べることによって、私達の健康に欠かせない食物酵素を十分に摂ることができる。（食物酵素を効果的に摂るためには果物を「食前」にいただくのがおススメです。）
【酵素を多く含む果物】
- パイナップル
- パパイヤ（特に青パパイヤがおススメです。）
- バナナ
- キウイフルーツ
- マンゴー
ヤ：野菜類 野菜
緑黄色野菜には、シミ・シワなどをはじめとしたお肌の栄養素としても効果が高いビタミンCが豊富に含まれていると共に、食物繊維やその他のビタミンが豊富なためデトックスにも効果的。
シ きのこ類 しいたけ、なめこ
各種ビタミンを含むほか、「多糖体」と呼ばれる免疫力を高めるものも含まれる。
イ いも類 ジャガイモ、さつまいも、さといも
栄養を上手に吸収するために欠かせない腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれる。
「身体に良い何か」を突出していただくのではなく、上記の食材を少しずつでもバランス良くいただくことの心がけが大切なのだと思います。
ココからは、「春野菜の持つパワー」について・・・。
春に限らず、旬を迎える野菜達には私達の身体の働きを助けてくれるパワーがあると言われています。そして、このような旬の野菜と四季がもたらす私達の身体 の変化には深い繋がりがあると言われています。つまり、毎食のお食事の摂り方を工夫することで自然と心も身体も調子が良くなると言うことなのですが、皆さ んはご存知でしたか？
「春の皿には苦味を盛れ」と言われるように、春野菜は、独特の苦味を持っています。この苦味をもたらす成分は、「植物性アルカロイド」と呼ばれ、代謝機能を促進してくれます。苦い物を食べると唾液の分泌が促進され、消化機能を促進し、新陳代謝も促されます。
また、前回のブログでも書かせていただいた通り、春は身体がデトックスに働くため、老廃物を排出する働きをする肝臓が疲れやすいときでもあります。苦味を 持つ春野菜は肝機能を向上させる働きもあるので、この時期は積極的に摂りたい野菜です。肝臓は、デトックスだけではなく脂肪の代謝もアップさせますので、 苦みを持つ春野菜を積極的に摂ることは肝機能を向上させ、ダイエットにも役立ちます
【春野菜の主な働き】
・肝臓機能の働きを強く丈夫にし、体内の解毒機能を高める
・腎臓機能の向上による排泄作用を正常にする
・免疫力の向上によって、細菌やウィルス感染の予防をする
・血圧上昇の抑制作用
・タンオーバー周期を整えて、吹き出物や肌荒れなどの皮膚トラブルを予防し改善する
・血行促進作用によって、下肢静脈瘤や血行不良などの血液疾患を予防する
・整腸作用による体内デトックス効果
・疲労回復効果
【代表的な春野菜】
春キャベツ・春人参・新タマネギ・新ゴボウ・新じゃがいも
タケノコ・タラの芽・つくし・よもぎ・ぜんまい
そら豆・さやえんどう・スナップエンドウ・グリーンピース
菜の花・赤タマネギ・せり・マッシュルーム・おかひじき・アスパラガス・チンゲン菜・パセリ
四季折々の自然の恵みや自然の命を感謝を持っていただくことが、私たちの健やかな心身の健康の源になるのではないでしょうか？
本日も当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。m(__)m
